【受講生・修了生限定】「アメリカ連邦議会調査局のレポートから学べること」

2025年9月22日

特定非営利活動法人プロフェッショナルイングリッシュコミュニケーション協会
理事 渡辺

 昨今の世界情勢から、国際通商の専門家ではない人や国際ビジネスの最前線に従事していない人でも「ルールベースの国際経済秩序は、どうなってしまうのだろう。」と懸念を抱かざるを得ない時代が来ているようです。確かに、我が国の通商白書からも日本政府の懸念が伝わっていました。それは、西側先進国の一員としての日本の懸念であり、米国を中心とした一極的国際秩序に代わる多極的国際秩序を目指すBRICSや上海協力機構の国々に対する懸念もあります。そして、一連のトランプ関税によって国際通商体制におけるルールの支配が弱体化していることの懸念でもあります。国境を越える事業を展開するにあたり、私は懸念を抱きつつも、今一度、新しい局面を迎えている世界情勢を客観的に理解したいと思っています。けれども、客観的に理解することこそが、より難しくなってきているように感じていることも事実です。

 世界情勢を理解するにあたり、有益なリソースの一つとして、アメリカ連邦議会調査局の専門家たちがまとめているレポートを薦めたいと思います。2024年4月にも、アメリカ連邦議会調査局の「AIと著作権」に関するレポートを受講生の方々に推薦しました。調査局の専門家たちは自分の専門領域に関して、連邦議会のメンバー(上院議員、下院議員など)に対して、今期議会で議論・検討すべき問題を、レポートの作成を通して説明し、問題を提起しています。出来の良いレポートは、その領域の専門家ではない議員であっても、彼らが理解できるように、簡潔に整理され、かつ客観的な内容になっています。アメリカの視点による国際情勢の評価を理解する上で有益なリソースだと思っています。

 以下に掲げたレポートは、世界情勢を理解するためにアクセスしたレポートの一部で、業務で使用するため邦訳したものです。あくまでもIPECによる仮訳として扱っていただいて、皆さんが業務でレポート邦訳版の一部又は全部を使用する際には、必ず原文のニュアンスを優先して採用するようにお願いします。
(了)

  1. Russia-North Korea Relations(ロシアと北朝鮮の関係)2025年6月13日更新
  2. U.S.-India Relations: A Summary(米印関係:概要)2025年8月25日更新
  3. The Indian Prime Minister’s 2025 Visit to China and India-China Relations
    (インド首相の2025年中国訪問と印中関係)2025年9月4日
  4. China Primer: The People’s Liberation Army (PLA)
    (中国入門:人民解放軍) 2025年9月4日更新

※本記事はIPEC法務英語プログラムの受講生及び修了生向けに作成されたものです。 上記レポートの仮訳参考資料を入手希望の方は、以下よりお申込みください。

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